舘 造 園 (タチゾウエン

           

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2021.4.6

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この1週間で夫は5件の美しいお宅へお邪魔しました。
目的は様々で、植栽や剪定作業、お引っ越し後の現況を拝見、建築現場の下見や打ち合わせ等です。
そして夫は帰ってくる度に「みんなすごい、俺頑張る。」と原始人並みの言語で報告してくれます。

写真は、少しの風でも景気良く散ってしまう、満開を過ぎた仙台枝垂れ(サクラ)です。
 

2021.4.5 ギボウシ

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サクラの開花も早かったですが、ギボウシの成長も今年は早いです。
茶色い落ち葉の中から、この眩しく瑞々しい黄緑色のギボウシが出てくると、ホントに嬉しくなります。

「そんなにかわいいのに、なんでうちの庭には舘さん入れてくれなかったんだろ?」と思われたそちらのお客様!深い意味もなければもちろんイジワルでもありません。
ですので、この時期ご近所のお店で見かけたら、ぜひ植えてみて下さい。
(ギボウシが土の表面を覆ってくれると、そこには徐々に雑草が生えにくくなります。)
同じく、ナルコユリも非常に可愛くおすすめです。

2021.4.2 

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今年の1月に作庭工事を行ったいわき市のお宅(K邸)へ、工事の際にはご用意できなかった植木(ツバキ等)を植栽しに伺いました。

思わず「ワ~~ォ」と呟いてしまったもえぎ色の山々には、山桜も所どころで咲き誇り、風が吹けばそれらの花びらが、ふわ~と山の中を雄大に舞い続けていました。

今日見た眺めを、もっとこう上手く伝えられたらいいのにと、もどかしく思うのですが出来ません。
もえぎ色の山の感動は、山に行って感じてください(笑)。
 

2021.4.1 アケビ
 

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上手く水揚げできたようで、1週間以上もピンとしています。
切り花で楽しむ際は、枝を切ったらできるだけ早く水につける事ですが、水に入れる寸前、できれば枝の切り口の断面を斜めに(割く感じで)切ると、水を吸い上げ易くなります。

 

2021.3.30

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夫が撮ってきた今日の現場です。(桜以外の剪定&藤棚の竹交換作業でした。)
ご覧の通り保育園で、この桜の木は植栽してから約10年の若い木です。
勢いが違います、いいですね。

たくさんの支柱で支えられているような老木を見ると、私は「すごい!」というより「辛そうだ、痛そうだ。」と感じてしまいます。
木の本音を聞いてみたいところですが、そこは人間と同じく「まだまだ見てもらいたい!」もあれば「もう倒れたいんですけどね。」等色々ありそうですね。
 

2021.3.28

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宿で読んでとても面白かった2冊のエッセイです。(左は福島の本屋さんで買い、右は宿にありました。)

どちらも国際結婚をし、相手の国で暮らしている方で、オーストリアとフィンランドの今!やコロナ渦の様子もよく分かり、非常に面白いです。

「オーストリア滞在記」の著者は女優の中谷美紀さんです。
私は初めてその著書を読みましたが、あんなにきれいな人が、驕らず真っすぐ正直な精神のまま、努力を重ねている(40歳からドイツ語を初めて学んだり、継娘の世話をしたりしている)ことを知り感動中です。

誤解されそうな事柄ついても、少し踏み込んだ意見を書かれており、「よ!骨太女優!」と更に好きになりました。(見た目の細さとは真逆の印象です。)

何より、庭仕事にかける熱意や草取りの喜びをザルツブルグから(しかも夫はウィーンフィルのビオラ奏者だそうです。)日本人の感覚を持ちつつ語られているので、完全に別世界の話なんだろうけど、ちょっと身近!な感じに「そこは分かる!だよね、だよね、」と心が躍ります。
しかも通常は1年の半分を夫婦別々、国もバラバラで生活しているそうで、そこもまたいいね!と心躍ります(笑)。

芹沢桂さんの本も初めて読みましたが、こちらはフィンランド編パート2だったので、絶対にパート1の「ほんとはかわいくないフィンランド」も読もう!と思っています。
 

2021.3.27 裏磐梯その1

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福島県にある、HOTELLI aalto (ホテリ アアルト)へ初めて行きました。
写真は宿泊した部屋からの眺めで、樹木の幹や根本、根張りとその大地(しかも雪解け)を独り占めです。
「植木屋よ、作れるものなら作ってみよ!」と多分自然が言っていました。

夫はこの眺めを前に腕を組み、「自分が庭づくりの中で何をすべきか、ここにいれば自ずと見えてくる、ウム。」等と言うタイプではないので、実際には「滞在中の飲み物がオールインクルーシブ(宿泊料に込み込み)って楽しいなぁ」と言い心底楽しんでおりました。

宿泊客が少ない(客室が多くはない)事もありますが、とにかく落ち着く宿で「帰って現場に戻れるかなぁ」と何度も遠い目になりました(笑)。
でも帰宅すると、案外普通に(何も考えずに)家事をこなせます。
 

2021.3.26

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一昨日の写真です。
木蓮の花吹雪が、杉皮の屋根に散った様子があまりに良くて「何時代かは分からないけど、花の季節の屋根はこんなに風情があったんだろうな」と思い、見惚れました。
私はここを切腹小屋と呼び、夫に嫌な顔をされています!

 

2021.3.24 今朝

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朝日が昇り、このヒュウガミズキを照らし始めると、ここにだけスポットライトが当たり輝やいているようで、心がふわ~~となります。

こんな風に伸びやかに、ほっぽらかし(草取りはしますが)にすればするほど、柔らかい樹形になりますが、どこで切っても大丈夫ですので、花瓶や1輪挿しのサイズに合わせ、切り、活けるのにも向いています。
一枝眺めるのも、これまたいいです。
 

2021.3.23 

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子供のお友達が午後から遊びに来ています。
私はできるだけ気配を消し、別の部屋でこの本を読んでいます。
まだ三分の一程度しか読んでいませんが、ここまででも充分です、ありがとうございます、イシグロさん、と思えるほどいいです。

表紙は絵本のようですが、内容は起こりうる未来の暮らしと、そこに生まれるであろう人間の行動、思考、感情で、じわわ~~と迫ってくる何かがずーっとあります。(三分の一までですが!)


 

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