舘 造 園 (タチゾウエン

           

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2021.6.12 今朝のホタルブクロ

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東京での仕事を、夫は都民である萩さんに大抵助けてもらっています。
それだけでも十分ありがたいのに、今回は現場であまりに疲れた小箒(小さいサイズの箒)を使っていた夫に萩さんが「これ、あげますよ。」と新品の小箒を恵んでくれたそうです。
さすがに夫も悪いと思ったようで、「別の箒で良かったら交換するよ、中国製だけど。」と言ったそうですが、それに対し萩さんには「いりません。」と即答したそうです。萩さん正解です、夫を分かっています。
中国の貴重な手作り箒とかではないですからね。

写真はホタルブクロ。やっと増え始めました。(父の庭エリアでは増え過ぎ、雑草扱いですが。)
ホタルブクロをご近所さんに株分けしてもらう場合は、秋まで待って頂戴してください。それが簡単に成功する秘けつでした。
 

2021.6.11

昨日夫は都内の現場で萩さんとお手入れ作業でした。とても暑い日だったので「東京、暑っ!」と思ったかもしれませんが、茨城も十分暑かったです。

梅雨はどうしてしまったのか?ですが夏です。
「2021年の夏はさ、東京での仕事、どうすればいいかね。オリンピックで首都高も混んじゃって使えないよね、ビジネスホテルも取れないよね、」と心配していたのに、現実はこんなで驚きます。
オリンピックの開催が東京に決まった頃、私は「月桂樹が売れるに違いないから、増やしておいた方がいいね、うっしっし」と、捕らぬ狸の皮算用をしておりましたが、夫に「月桂樹を増やしたってしょうがないでしょ、」と言われていました。

「そんなこと言ってるけど、月桂樹に食べさせてもらうことになったら後悔するぞ!」と私は本気で思っていたのですが、現実は月桂樹以前の問題です。

今、畑には私が強引に株分けをした、小さな小さな月桂樹の株が2株くらいあります。(奥さん、本当にやったんだね、と引いてませんか?大丈夫でしょうか。)
私はその月桂樹の横を通る度に、自分の欲深さを見るようで、毎回何とも言えない気持ちになります。
この植物(月桂樹)からの無言の圧は意外と強いです!しかもその株が弱っているので、更に何か言われているようで情けないのです。

子供には「一攫千金なんてないからねっ!あったらそれは詐欺だと思って逃げた方がいいからね!」と脅している自分がこれか、とも思います。

 

2021.6.10 つる性の雑草 

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「この顔に!ピンと・・・」の張り紙と同じ意味で撮ったのですが、こうして見ると爽やかで、にっくき雑草(つる性)とは思えませんね。

つる性の雑草は、こんなに柔らかそうなのに、低木はもちろん種類によっては、中高木にさえスルスルと驚くべきスピードで絡み付き、仕舞いには樹木全体を雑草自身の葉で覆い尽くす恐ろしい奴です。(樹木は光合成できなくなるので最悪枯れます。)

人間に見つかったら、引っこ抜かれることもよく分かっているので、そのつるがチクチクするタイプまでいて、本当に厄介です。
私はこれらを毎日毎日、見つけては引っ張ったり、引っこ抜いたり、諦めて切ったりしています。
 

2021.6.8

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先週買った益田ミリさんの本で、1ページ4コマの漫画です(4コマ漫画ではありません。)
表紙が良かったのか、日常生活で傷ついているのか、珍しく夫が人の(私の)本を手に取り、笑いながら読んでいました。
もし、泊まりに行った宿に、益田ミリさんの本が充実している本棚があったら「分かってる~、ありがとうございます!」と嬉しくなると思います。

本の後ろに置いたのは、キツツキが棒をツンツンツンツンと突っつきながら落ちてくる置き物で、この家を建てた約16年前、ある方(建築家)が「僕のイメージ。」と言ってプレゼントしてくれた物です。
「悦子さんがキツツキで、突っつかれる棒が舘さんというイメージなので。」と、結構酷いことを(でも全くその通り!なことを)なんの悪意も無いような笑顔で言いながら、プレゼントしてくれました。
そのコメントもこのキツツキもとても気に入っています。
 

2021.6.7 アガパンサス

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スーッと首の長い上品な花はアガパンサスです。そしてこのアガパンサスは先週、ホームセンター(ジョイフル本田の園芸コーナー)で見つけました。
仕入れ先で買えばいいのですが、非常に良い株(鉢)だったので、「欲しい!」と買いました。(仕入れ先に対する抗議では全くありませんよ。)

さて、このように鉢物で買ってきたものを地植えにする場合、真っすぐに立てて植えるのではなく、少しだけ鉢(土の部分)を傾けて植えると、「はい、今植えました!」という感じになりません。
近くに落ち葉などがあれば、それをパラパラと土にまきます。すると、「あ~ら不思議、プロっぽい!」となります。
Q「どの方向に傾けるの?」
A「鉢をクルクル回して傾けて、あーでもない、こうーでもないと試してください。」
私も現場でよく、クルクル回しています。

植えたての鉢は土の部分をギュギュっと押して(足で踏んでもいいので)、たっぷり水を与え、お互いの土が密着することを祈ってください。
 

2021.6.5

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こちらも水戸のお宅です。今日がお引き渡しでした。

植栽したヒメシャラの木にはちょうど花や蕾が付いている時期です。
樹形も木肌も美しいヒメシャラ。昔から庭木として人気があるのも分かるわ〜と納得の木ですが、こんなスペシャルな空間を用意され、舘造園育ちのこの木はまだ緊張してるかもしれません。

上部の枝は水回りの窓から楽しめ、足元の庭は和室の小さな窓に切り取られ印象的です。
しかし他人からは、そんなお楽しみのある家だとは分からない、そこがいい!と私は思っております。

この空間にこの樹形、このピッタリ感は素晴らしかったので、私は植栽作業中夫に対し「ヨッ!天才!素晴らしい。」と褒め称え現場を盛り上げました。
私も良い仕事をしたということですよ〜。

 

2021.6.4 

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今週の現場写真であり、家族写真でもあります。

現場での作業中に、時々こうしてカメラやスマホを向けられますが、「私は作業に必死なので、写真を撮られてるなんて全然気が付いていません。」という態度で作業をし続けています。ですが実際は大抵気が付いております!私の場合、演技です。

しかし、この時は全く本当に気が付きませんでした。
誰の顔も映っておらず、そしてそれぞれがちゃんと働いている良い業者風で(サボっていなくて)、とても気に入っております。(撮影者はono設計室の小野さんです。)
 

2021.6.3 その1

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上半期最後の植栽工事をしている現場で、手前の建物がご新居です(水戸市)。

更地の状態でこの敷地を見た時、夫は写真にある隣家の立派なタイサンボクを眺めればいいので、「こちら側に植木を植える必要はない。」と言い切りました。…という話ならかっこ良かったのですが、違います。設計段階の途中で「うち(舘造園)の木は、ここにいらないね、」とあっさり変更しただけです。

とは言うものの、竣工のこのタイミングで、たくさんの花を咲かせてくれているタイサンボクの木を見ると、「これは新築祝いの開花です、計算通りです。」と言いたくなります。

タイサンボクの花は下から見上げるよりも、高めの位置から見るとより感動すると思っているので、今日こちらのお2階から眺めた様子に、私はもう殿様気分でした。(それくらい素晴らしかったので)
 

2021.6.3 その2 こちらがそのお2階からの眺望

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こちらの設計者である小野さん(ono設計室)やお施主さんから、その写真はダメ!と言われたら何事もなかったかのように削除して逃げる気満々です。

手前に見えるのが隣家のタイサンボク、そしてそのもっと向こうに見えるのは吉村順三設計の茨城県近代美術館、こんな借景ってありですか!?です。

隣家に植木屋さんが剪定に入る際はぜひ口出しして頂きたいです。
「そのタイサンボクは全く迷惑じゃありませ~~ん、眺めています~、楽しんでいます~!」と。

舘造園が植えた木が、いつかそんな風に周囲の誰かに思ってもらえるといいな、といつも夢見ております。

それにしても、たまに貸して頂きたいような空間でした。
 

2021.6.1 今日の植木畑

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今週植栽予定の植木を掘り上げている父です。
今日も日差しが強いので、こうして掘り上げた植木の根や葉が乾燥しないよう、あの手この手でガードします。(木陰に置いたり、根鉢に布を掛けたり、水をこまめにかけたり、等々)

 

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