舘 造 園 (タチゾウエン

           

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2020.4.9

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夫は午後から一心不乱に何かを作り続けています。
まずはロープと廃材でブランコ。そして今は間伐したコウヤマキの樹皮を剥いているところです。
既に樹皮を剥き終え、材木になりたてのものが1本、ブランコの背後に立ててあります。
どんなイメージで作っているのか聞かずに楽しみたいと思います。
これがきっと夫なりの子育てなんだと思うので。

ただ、家の中からあんまりダサい物は眺めたくないので、頑張ってもらいたいところです。



 

2020.4.8 今朝の空

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昨晩の19時、緊急事態宣言が出るというのでNHKを見始めました。しかし始まって2、3分で電話が鳴ったので「お母さんだね、これは。絶対にどうでもいい電話だよ。」っと私が言うと案の定母からで「今日の月はすごいから、今すぐみんなで外に出て見な!」と(家の中から)電話をしてきたのです。

このタイミングで!?電話する?しかもそこにいるのに?と言いながら夫と子供とブツブツ言いながら外へ出るとこの空(写真右側の赤松の上あたり)に煌々と大きな満月が輝いており、見惚れました。
すると父も双眼鏡を手に現れました。
父の双眼鏡で月を見るとこれまたド迫力で、思わず「おお~!ちょっと、ちょっと!」と既に家の中へ入った夫まで呼び戻し「双眼鏡でも見た方がいい、絶対に見た方がいいから。」と興奮するほどでした。
夫にとっては母親も妻も同等にうっとうしいし、押しつけがましい夕べであったと思います。

今朝は写真中央の奥に薄っすら写っている山桜に鳥が止まったり、飛び立ったりしてはその振動で桜の花びらがハラハラハラ~~と舞い落ち、その雅で爽やかな風情にひとり感激。すると「さぁさぁお次は私の番ですからね、」という感じでウグイスが透き通るような声で鳴いてくれました。

この状況下だから花鳥風月に心奪われるのかもしれませんが、とにかく画面(デジタル)以外の物とできるだけ向き合いたい!と私は思っています。
なのに今日はこれから(私にとって)大量の数字をパソコンに入力する日です。しかし「まずはコーヒーを淹れて、それから始めるか、」と既に逃げ腰な自分でございます。
終わるっかなぁ。

すみません!満月は今晩だそうです。満月と思って眺めていましたが。

 

2020.4.6 

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コロナよ、コロナ、お前は何が目的かい?と言いたくなりますが、今日は朝日も眩しく素晴らしいお天気です。
今日が始業式の為、一番気になるのはウィルスよりも、クラス替え&担任の先生という子供が今朝、天気予報を見ながら「最高の洗濯日和りだって~!」と私に向かって教えてくれました。声色はかわいいけれど「洗濯しなよ!」とも取れます。(しますけれども。)
子供が登校後(半日のみの登校。)は、朝からせっせと昼食と夕食の準備です。3つのコンロで同時にドライカレー、親子丼、お味噌汁を作っていたのですが、その湯気が混ざり合った匂いはお蕎麦屋さんでした。(カレーうどんの匂いになります。)

写真は今が最も美味しい山椒です。親子丼にもどっさりのせます。(夫は昨日、ソーセージを挟んだパンにも山椒をわさわさ入れ、美味しいよと私にも強く勧めました。)
今、植木畑では三つ葉(野菜の)やタラの芽も勝手に元気です。
香り高い春の若葉を、旬である今食べるというのは、健康的とか免疫力アップ!とか以前にただ単純にものすごく美味しい!です。

さて、そのカレーを作っている途中で、カレーのルーが足りなくなったので、母の所に行きました。
すると母から「あ、えっちゃん、子供達のマスクは足りてるの?」と聞かれました。ですので「もうあんまりないけどくれるの?」と聞くと「ううん。うちにもないけどさ、どうするのかなと思って」というので間髪入れずに「そういう時、普通のおばあちゃんは、私が作ろうか?って言うんじゃないの!?」と言うと「のうこちゃん(母の姉)は昔ねぇ・・・」と話を逸らし始めるので、「違う話にもっていかないで!」と言うと今度は「ガーゼも売りきれらしいね。」と完全にテレビからの情報で切り返してきました。
しかしここで負ける嫁ではありません。「ガーゼなら私、結構持ってるよ。それに神社で頂いた安産祈願のさらしの腹帯が未使用であります!」とお返ししました。すると母はなんの迷いもなく「えっちゃん、えらい~!!」とニコニコで感心するので、私は言葉を失い部屋を出ました。

この勝負、どう考えても母の勝ちです。今日もすごいな、よっちゃん(母)!という朝。



 

20204.4 今日の仙台枝垂れ(サクラ)

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コロナは今日も不安ですが、午前中から汗ばむほどの暖かさで、庭仕事はいくらでもやることがあり忙しいです。
見上げれば、サクラ越しの青空(今日は4種の桜が見頃です。)と桜吹雪が夢のようなのに、足元を見れば雑草達が喜んで成長しておられます。

写真はよく使う1輪挿し3点です。
先月、東京のお客様が「日比谷花壇のアプリで1日1本お花がもらえて1200円/月というのに入っているんです。」と教えてくださり(指定の日比谷花壇さんのお店に取りに行くそうです。)なんて素敵な方なんだ!と思いました。
この状況、花を買うや、花を活けるどころじゃないかもしれませんが、1本の花で心がほぐれることはあります。



 

2020.4.2 今朝

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今朝の風は少し湿り気があり春の風という感じだったので、思わず「今日の風はいい風だね」と夫に言うと、「うん。でも結構強いから、現場は困るけどね。」と静かに言われ、内心「まずい、今日から高い木の剪定作業が始まるんだった。」と反省しました。

今、私は震災後と似た心境で「この家業、大丈夫だろうか、」と不安です。ですが舘造園を始めた祖父、そしてそれを継いだ父、夫を信じ、今日できる仕事、そしていつかできる仕事の準備をする人でありたいと思っています。(アーメン、と続きそうな文です。)

今朝、この写真を撮っていると「トラックが邪魔だねぇ、動かすよ。」と近くにいた父が言いました。
お父さん、私は空だけを撮るような純粋な心の持ち主ではございませんよ。(知っとるょ、と言われそうですが。)







 

2020.4.1 今日の椿

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椿はやっぱり主役級の女優だと思います。自信満々という感じの美しさです。

毎日増え続けるコロナ感染者のニュースも怖いですが、同じメンバー(家族)とずっといるこの家も怖いです。
「お昼ごはん何?」「夜ごはん何?」と聞き続ける子供、家事に疲れた母親(私)、いつも以上に眠る義母などですからね(コロナに関係なく、雨なのでよく眠れるのでしょう)。
しかしこの母の家事は斬新です。

私は「餃子の具はキャベツと白菜、どっちが美味しいのか?」と考えたりするのですが、昨日祖母(私にとっての義母)と餃子を作ったという子供が「どっちも入れないよ!」と元気に教えてくれました。
しかもそれが美味しいのです。キャベツや白菜さえ入れなければ、餃子作りはかなり楽だと思います。(ニラは下処理もないですし、刻むのも簡単なので)

人としては最高でしょう。しかし、嫁いだ先の母(姑)がこれでいいのか!!という気持ちが消えることはありません。


 

2020.3.31 今日のヤシオツツジ

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はかない印象のヤシオツツジは実際本当に繊細です。
ですので、舘造園の植木の中でも過保護にされています。
それなのに、花芽が昨年よりも減ったような気がして、更に弱々しく感じます。
ツツジ界のお姫様です。

さて、昨日夫は「今日はブログを書きます。」と言い、下書きの為、紙とペンを前にブツブツ言い始めました。しかし5分もしないうちに「やめました。」と断念。
ブログ担当者の偉大さを初めて知ったことでしょう。

夫は恐らく昨日、植栽作業の現場で体験した感激について言いたかったのだと思います。
特別な場所で、お施主さんも特別(個性的と言いましょうか、感性が普通ではないと言いましょうか、)な方でした。
新芽が元気に出揃う頃、ぜひ改めて見に行きたいです。明るい将来をイメージしないと!と思っています。



 

2020.3.29

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これからどうなってしまうのだろう、という緊張感のある状態ですが、一昨日は仕事でお世話になっている方が舘造園にいらっしゃいました。
このコロナが無事収束したら今度はマスクなしの、もっとリラックスした状態で改めてお会いしたいなと願っているのですが、私はいつも通りおしゃべりだったので、「え!!あれでリラックスしていなかったの!?」とお越しになった方は苦笑いするのでしょうね。

写真は数日前に子供が「ばばと作った~」と見せてくれたお手玉です。
さぁ、お手玉を拡大してください!粘土です。
おばあちゃんが作ってくれるといえば、はぎれ(=布)を縫うお手玉だと思っていた私が甘かった、さすがです。
ひとつ3秒で作れますが、教育上はどうでしょうか?

 

2020.3.26 オオシマザクラ(3月25日の様子)

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昨日は近くの親戚の所で剪定作業でした。
「植木屋が親戚って便利そう~」と思われるかもしれませんが、うちの場合はそうでもない気がします(笑)。なぜなら・・・行くのが遅い!(甘えている)
私のいとこの奥さんも多分「えっちゃ~ん、いつ~?」というご心境のはずです。ちなみに「もうすぐ伺いますので!」というのが私の心境です。お蕎麦屋の「今、出ました」より悪い対応です。

このオオシマザクラをテーブルの上で眺めて今日で3日目。「ここまでかわいい花だったとはなぁ」と思うほど可憐です。





 

20203.23 今朝のモミジ

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もうあと10ページくらいで読み終わりそうな時代小説があり「ああ、もったいないなぁ」と思っています。
朝井まかて/著  「ちゃんちゃら」です。
千駄木(江戸・1816年の設定)にある庭師一家の話。
200年前の江戸の作庭や、雑木の庭の始まりも知る事ができます。

朝井まかての時代小説はその題材が、明治神宮造営や伊勢参り、松茸採り、薬草園を作る話等々、自然や園芸と関係する話が多く、面白いだけでなく読み終わるとなんとなく賢くなった気分にもなれます。(私の場合は忘れるのも非常に早く、今も検索しながらこの文を書いた情けない次第です。)

2020年の植木屋(夫)は本日県内で剪定作業です。



 

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