2019.1.30

植木畑を歩くと、冷たい風が梅の匂いです。
こんなに可愛らしいのに、夫が梅の木を提案することはほとんどありません。
私が施主ならリクエストしそうです。その他にも色々と。
結果ひどい感じになる予感(笑)。
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植木畑を歩くと、冷たい風が梅の匂いです。
こんなに可愛らしいのに、夫が梅の木を提案することはほとんどありません。
私が施主ならリクエストしそうです。その他にも色々と。
結果ひどい感じになる予感(笑)。
御簾垣(みすがき)という垣根ですが、この垣根の見せ場はこの御簾垣の下の部分にもくるので、全貌が楽しみです。(約20mの垣根です。)
「この垣根にこの垣根を組み合わせるの?くどくないですか?」という組み合わせが、結果的には大成功となるのが垣根のおもしろいところです。着物と帯の関係のようです。
さて昨夕、離れて暮らす私の姉から「ブログを読んだんだけど、お義父さんとは大丈夫ですか?」という連絡がありました。
ちょうどその時、義父と最近あった面白い話をしてきたところだったので「ああ、それね、もう平気だよ~」と答えると、信じられない、私にはできないと(多分)呆れられました。
できなくて正解です!これでも腹に収める人間に憧れているので、しょっちゅう後悔しています。
垣根作りの一週間が終わりました。
この一週間はまず、今まであった垣根を一度壊し、それから今までとほぼ同じタイプの垣根を作り直すという作業でした。(まだ終わっていません。)
この施工、人によっては「意味分かんない」というお金の使い方かもしれません。
でも一目見たら、意味分かります。分かって欲しいです。
写真は、お玄関先もお借りして作業している萩さんです。
こちらのお施主さんに、初めてお会いした日の緊張を思い出すお玄関でもあります。
今、仕事をしている窓から見える景色です。
昨日この場所(写真の中央あたり)に突然、銀色のパイプの骨組みが現れ、ピッカピッカと眩しく輝きだし焦りました。
父が駐車場を増設し始めていたのです。(3m×5mくらいの面積で)
私は胃が痛くなる思いで数時間を過ごした末、やはり我慢しきれず「窓からこのパイプは眺めたくないです。」と父に伝えました。(母にも応援してもらい伝えました。)
結果、父は半日以上かけて組み立てたパイプを崩してくれました。もちろん気まずいです。
崩してもらった後も私は「なんで木製じゃなくてパイプだったのよっ、植木屋なのに!」等と子供の前でも文句を言っていました。
でもこういう時、ふたりの子供はいつもすかさず、必死に祖父母のいいところを私に話し出します。
意地悪な女から心優しい老人を守る!間違っているのはあなただ!みたいな勢いです。
晴天ですが非常に寒く、垣根作りの現場はどんなだろうと自宅で思っております。現場は夫と萩さんです。
萩さんは海老蔵さんに似ていて、作業する姿も絵になります。
夫の修業時代の話ですが、職人がもし7人で作業するのであれば、その日の朝に「本日、7名で作業いたします!よろしくお願いします!」みたいにお玄関で言ったそうです。
半纏姿の若人達にずらっと並ばれ、朝からこう言われたら、さぞや奥様気持ちいいだろうな~っと想像します。
私の中ではちょっとヤクザ映画のイメージになってしまっていますが。
現在の舘造園は、もっとずっとゆるい感じでピンポーン「あ、舘です」程度です。
明日からは垣根作りの仕事です。
素朴でいい材料がどんどん値上がりしてしまうので、垣根の金額を口にするのも気が引けますし、手間もとてもかかります。つまり高級な垣根作りです。
でもですよ、大きな大きな絵を買うのだ!と思ってみるとどうででしょうか?
ダメでしょうか?
年が明けて半月ちょっととは思えないほどのスピード感だなと思っているのですが、それに比べ、いつも通りの速度でどっしりと生きている木々のなんと落ち着いて見えることでしょうか。
写真は今日の午前中の植木畑です。真冬の太陽も実は力強いですよね。
今年最初の作庭作業でした。
落葉樹は今が一番寂しく感じる枝ぶりです。
今の姿をいいと思えたら、新緑はものすごくいいと感じるはずです!
何もない状態の敷地に樹木が1本、2本・・・と植えられていく度に、建物が違って見えてくるのですが、その変化は何度見てもワクワクします。
大谷石をトラックに積む作業をしているところです。(写真は今朝の8時前)
今日もですがここ数日、朝から冷たい風がビュービューと吹いているので、昨日私は電熱線入りの作業着をネットで探しました。
結局、イマイチ良いものが見つからなかったので、購入までは至りませんでした。
しかし夕方、帰宅した夫が「家って本当に温かいね。」と宣伝文句のような事を言い、その後食事をすれば「あったかい食べ物が体に染みていく、ありがたい。」としみじみ言っているのを聞き、これは寒い1日を味わった人にしかない感動だなとも思いました。
と書いてしまいましたが、これを私の母が読んだら「そんなこと言っていないで、良いものを早く探して買ってあげなさい!」と言うに違いないと恐れています。
こちらは植栽用植木の堀上げ作業で、根切りチェーンソーと呼んでいるチェーンソーで、土と根っこを父が切っているところです(土の中に刃が埋まっている状態です。)
こちらも今朝なので、私はこの写真をちゃちゃっと撮り、走って逃げてきました。
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