舘 造 園 (タチゾウエン

           

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2022.2.21

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国語辞典よりは薄いですが、厚めの本です。
しかし厚さを感じさせない程面白かったです。
事実を基にした小説と分かった上で読み始めたのですが「え?まさかここはフィクションだよね。」と思い、ネットでその出来事等について検索すると事実であるということも非常に多くそこも面白かったです。

現在も使われている国会議事堂、あの建物建設に至るまでの長い道のり、そこに深く関わった妻木頼黄(つまき よりなか)の人生が書かれた小説です。(日本橋や横浜の赤レンガ倉庫も妻木の設計だそうです。)

以前、「東京、はじまる」門井慶喜(著)という小説を読み、東京駅や日銀を設計した辰野金吾のことを偉大な人がいたもんだと驚きましたが、違う角度(妻木側)から見ると全く違うことになっていて(簡単に言ってしまえばライバルなので)、なるほどなるほどとなりました。

と私が推したところで、なかなか実際にはこの本をお取りいただけないんだろうなぁということも分かってはおります。
何しろ1週間以上も目の前にこの本が置いてあっても見向きもしない夫といるので。
そういう私も、夫が仕事で使う道具や重機のカタログ(DMもよく送られてきます)にはなんの魅力も感じていませんのでお互い様です。
私にとってそれらは興味がないばかりか、話題にするのも恐ろしい金額の物体ですので、つまんでこっそり捨ててしまいたいくらいの冊子です。

私は建築や建築家について詳しいわけではないので、この剛心という言葉が建築用語ということも全く知りませんでした。「へぇ〜へぇ〜」と言いながら読みました。
 

2022.2.19 

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オリンピックが明日で終わりですね。テレビ観戦だけでも十分楽しい毎日でした。
選手達の前向きすぎる精神、失敗を人のせいにしない強さ、周囲への気遣いなど、全てが超一流で「なんでそんなにすごいんだ!」と毎日思っていました。

ノルディックスキーを観ていた夫はやってみたいと言い出しました。何を言っているんでしょうか?とっとと諦めてほしいです。

写真は紅梅。いい枝ぶりです。
 

2022.2.17 その1 こちらを再利用

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ご実家で以前使われていた大谷石です。隣接するご実家から運び、8石を再利用しました。
びっくりするような趣味の(悪趣味の)景石がいくら実家に眠っていても、ちっとも欲しくならないと思いますが、こういう石はいいですね。しかも非常に状態の良い大谷石でした。

こちらでの作業中、少し離れた場所から時々温かく見守ってくださっていたご両親の姿が忘れられません。植栽後、そのお父様が庭を眺めながら「やっぱり木はいい。」とポツリと仰いました。数メートル離れた所に立っていた私の耳にもそれが聞こえ、ハッとし心がぎゅっとなる感じがしました。
「やっぱり木はいいねぇ」ではなく「やっぱり木はいい」。
そんな風に見つめられ、褒められ、木もさぞ幸せでしょう。私も非常に嬉しい瞬間でした。
 

2022.2.17 その2

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再利用の大谷石も新品の御影石(縁石に使用)も、セメントを使わない土極め(つちぎめ)という施工方法です。
これらの石は、また違う施工方法で再利用される日が来るかもしれないですね。
(セメントを使っていない施工方法はそんな時、掘り出せばいいだけです。)

細かい話になりますが、薄い石を敷くだけの施工と上の写真のように厚みのある石をしっかりと土に埋める施工方法、写真では違いが分からないと思いますが、目の前で見るとその存在感が全く違います。(と私は感じます。)
きちんと石の重さで重心を取りそこにあるのか、ただ表面にそれっぽく使用したかの違いと言えば伝わりますでしょうか?

この大谷石5石を渡って行く先は・・・この大谷石を譲ってくれたご実家です。
いい話で泣けてくる!と思うのは自分が親不孝者だからでしょうか??

 

2022.2.17 その3

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今回は落葉樹のみの植栽でしたので、潔い四季の違いを強く感じることができると思います。
住宅中央のウッドデッキや、そのデッキ越しに室内から眺める落葉樹の変化を楽しんで頂きたいと思いながら植栽いたしました。
 

2022.2.16 その1 施工前

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竣工から約半年のお宅にて、御影石による縁石施工と植栽をいたしました。(写真は施工前の状態で土のエリアと砕石のエリアが杉板で見切ってあります。)
 

2022.2.16 その2 施工中

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2022.2.16 その3 施工後

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新品の御影石はこのように白っぽいですが、時間が経つと庭に馴染みとてもいい感じになります。(石が育ってくれると言いましょうか。)
犬走りや雨落ち、縁石は建物の平面図で見ると非常に地味な部分ですが、実際に完成した場に立ってみると「ああ、重要だったのね。」と強く感じるところだと思います。
 

2022.2.16 その4 ちなみに御影石の縁石はこんな風に変化します。

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石も砂利も苔も石も自然の素材は時間を味方につけるところが何より素晴らしいです!
老化現象が「美」とは夢みたいな世界です。「憧れの人は誰ですか?」と聞かれたら「石」と答えたいくらいです。(人じゃないですが。)
 

2022.2.12 

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仕入れた植木を朝から植木畑に移植しています。
このユンボウを操作している父のところに昨日、近所に住む父の友人が「チェーンソーのエンジンの調子が悪くて」とチェーンソー持参で相談に来ていたのですが、よくある話で父の前でエンジンをかけると直ぐにかかってしまったそうです。
お茶ひとつお出ししない私でしたが、その方が持ってきてくださったお土産のパンを美味しい美味しいと食べ、悪代官みたいな嫁でした。

それにしても昨日の雪の写真はなんだったんだ!?くらいの変わりようです。雪さえかぶればこんなにも美しく見えるのなら、私も毎日頭からどっさり雪をかぶり出かけたいくらいですが、人はそれを厚化粧と呼ぶのでしょうねぇ、危ない危ない。
 

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