作庭からもうすぐ3年が経過するお宅のお手入れ作業に伺いました。
言葉よりこのソファーが居心地の良さを象徴してくれていると感じます。
この位置(写真を撮るために立った場所)の後ろは畳の部屋でして、真正面にこの庭があります。
住宅の設計はカナザワ設計事務所さん(水戸市)です。確認をしたことはありませんが、
代表の金澤さんは畳に寝ころんで庭を眺めることがお好きなはずです。私も好きなので勝手にそう思っているのですが、もしかするとべつに好きでなくとも描けるのが優れた建築家なのでしょうか?
さて完璧に見えるK邸のお庭ですが、何もせずソファーや畳に寝っ転がっているだけではこんなお庭にならないはずで、Kさんからは「ゼニゴケはどうすればいいでしょうか?」とご相談を受けました。
水はけや日当たりの問題を解決できればいいのですが、そこまで大掛かりなことはできないという場合は土の表面(ゼニゴケ)を剥がすように削ってしまえば気になりませんとお伝えしました(いつもながらさすが!という答えではなく申し訳ありません)。
削り過ぎて土が減ってしまった場合は、できるだけ水はけの良い土を混ぜ込んでいくといいです(培養土をかけるだけでも違います)。
〇削った土は場所があれば穴を掘って埋戻したり、コンポストに入れたり、再利用もできます(ゼニゴケは乾燥した場所と日当たりの良い場所が嫌いです)。
我が家の北側も毎年春過ぎからゼニゴケの勢力が凄まじく、最初のうちは少しだけ削り取ったりしますが、その後はもう見て見ぬふりをしています。
つづきます・・・