舘 造 園 (タチゾウエン

           

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2025.5.19

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早春くらいから庭の良さを大いに感じてきましたが、雑草と共に病害虫の被害が一気に増していますね。
鼻歌まじりで機嫌よく庭仕事をしていたところから一気に不快の海に突き落とされる瞬間もよくあり、誰もいない植木畑でギャーと叫んでいます。

先週はアブラムシの駆除に懸命になり、長袖Tシャツにアブラムシ色のシミがたくさんできましが、昨日は自宅の目の前でアオバハゴロモという名の小さくてふわふわした虫がミニヒイラギに大発生していたため駆除しました。
その植木はスス病(カビの一種)にもなっていて、「せっかくいい感じに成長していたのにっ」と一進一退の園芸の奥深さを感じつつもやはり少しがっかりしました。(まずはキンチョールを散布しました)。

病害虫をやっつける秘訣はとにかく早めの対処です!できる範囲で庭をパトロールをし、発見したら取り除く(捕殺やスプレー散布をする)ことです。被害を最小限に抑え、復活を祈りましょう。(被害が大きく心配な時、私は液肥をサービスすることもあります。)

今日の写真は病害虫の被害状況ではなく、あえての爽やかイメージフォトです。
あっちで虫をやっつけこっちでこのような緑を愛でつつ鳥のさえずりに微笑む女、ホラーでしょうか?いや自然だね!と思うことにしています。
 

2025.5.18

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九州(特に長崎)にご旅行を予定されている方におすすめしたい本でした。
できれば自分がこの本の文庫版を持って長崎に行きたい!と今思っています。
非常に面白かったです。
鎖国の終わり頃から開国の頃に実際にいた商人の女性の物語です。
嬉野茶が飲みたくなるはずですが、私は茨城の奥久慈茶(おくくじちゃ)を飲みながら読みました。



 

2025.5.15

二日前、家の中にいた夫の母(つまり姑)が庭にいた私を見つけたらしく「えっちゃーーん」と叫びました。
めんどくさいなと思いつつ「なんですかあ」と玄関まで行くと「頂き物だけどこれ(果物)持っていく?」とお裾分けしてくれたので、ありがたく頂戴しお礼を言い去ろうとすると、今度は「あ、あとまだ食べたことないんだけどこの飴も持ってく?のど飴だよ、持ってきな」と未開封の飴一袋も付けてくれました。(普段は龍角散のど飴派です。)

昨日出かける用事のあった私は、家を出る直前にその飴を思い出し口に放り込みました。すると3秒後くらいに「うぅ、まっずい何なの?これは、本格漢方風なの!?まずすぎる、」となりましたが出なくてはならない時間だったのでそのまま車に乗り込み、母のことを恨みつつ運転を続けました。
すごいのは「おや?この味に慣れたかもしれない」と思いつつある最後の方で味が濃くなることで、改めて母を恨みました。

前置きが長くなりましたが、そして今日です。
今日は子供の運動会(午前中のみ)に夫と行ってきたのですが、私は家を出る時「あ!そうだ」とひらめき、チョコレートと共にまずい飴を保冷バックに忍ばせていました。
青空の下、プログラムも進み観覧席(小さな椅子を持参)でチョコレートを食べていた夫にそろそろだと思い「飴も食べる?」と笑顔で話しかけました。すると「いる」と言ってくれるではないですか。
成功間違いなしと思った私は更に抑えられない笑顔でどうぞと渡しました。すると2秒後3秒後…何も言わないじゃないですか!

仕方がないので私は自ら「まずいでしょ?ものすごくまずいでしょ?」とウキウキして聞いたのですが「うん、まずいね」と言うだけでした。ああぁつまらない!本当につまらない。大げさな反応はいらないが、反応なしって耐えられないです。

実は残りの飴を母に返そうかな~と思っていたのですが(非常にまずかった!という感想は伝え済み)、これが不思議なことにさっきから「もう一回だけ食べてみようか?」となっています。もしやこの飴はそうやってファンを増やすタイプの飴なのかもしれません。
 

2025.5.14 『建築と利他』 

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ミシマ社から発売の新刊です。
利己主義ど真ん中、自分勝手な私ですが納得できる内容ばかりでした。
家を建てるのに一番重要なことは住宅ローンだよ!が現実ではありますが、(大切な地球の)土の上に建てるってことは?と別の角度から考え、そのイメージを頭の片隅に持つことは重要だと感じます。

 

2025.5.13 二人静(フタリシズカ・多年草)

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センスのありすぎる方が命名したんでしょうね~と毎年思うフタリシズカです。
「能の世界では源義経と静御前の亡霊が舞う…それが二人静で…」という説明にピンときたわけもなく、単純にペアで寄り添うように葉の上で咲く様子が植物名の響きにぴったりだと思っています。

何年前かは忘れましたが、増えすぎたからとじゃんじゃん引っこ抜いてたお客様のお宅から少し株を頂き、今では我が家でもずいぶん増えました(じゃんじゃん引っこ抜くほどではありませんが、間引いてます)。
足元の低い位置で、きらきらの木漏れ日を浴びたこの上品な姿に多分私は優しい眼差しを向けています。
フタリシズカは雑草だと書かれていることも多いですが、私の中では雑草に分類していません。えこひいきしています!

 
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ついさっき「ペアで寄り添う様子が…」みたいなことを書きましたが、このように二人でも静かでもない感じのにぎやか家族チームも存在します。
こういうところに雑草感が出てますかね?

 

2025.5.10 バイカウツギについて①

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とても好きな落葉低木です。低木といっても2mくらいにはなります。
アジサイ科なのでアジサイと同じく枝の根元ではなく、枝先に花が付きます(アジサイと違い1本の枝にたくさんの花が付きます)。
そのため、邪魔な枝を(特に枝先の方を)ばっさばっさと年中適当に切りつづけると「花が全然付かない!」となりますので、数本でも構わないので「この枝は花を楽しむ用に残そう~」と心に決め剪定してみてください(次の写真を参考にしてください)。
 

バイカウツギについて②

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この枝だと少し分かりやすいでしょうか?
このように枝先の方に花芽が付きます。
これ以上伸びたら困るという場所であれば、花が終わったら半分くらいの長さまで枝を切ってしまい、来年は今年切らなかった(鋏を入れなかった)枝に付く花を楽しむというイメージです。
2、3年剪定をしてみると「な~るほど、こういうことか!」と、剪定作業と花の付く枝の関係が分かってくると思います。
とても強い種類の低木ですので練習にも耐えてくれます!
 

バイカウツギ③

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右手側にちょろーんと伸びている一枝もバイカウツギで、これはかなり大きな株の一枝です。
アプローチにこんな風に白い花が垂れ下がって咲いてくれたらいいなあと思い大切に残しておいた一枝にこうしてびっちり蕾が付くと、ますますこの低木が好きになります。
欠点は、アジサイと同じく成長していくと株が大きくなりますので、そうなりましたら毎年若い枝を伸ばすような(太い枝は根元から切るような)剪定をしてください。

株分け→移植も夏以外でしたら簡単です!(移植場所は広めで)
 

2025.5.7

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桜が見頃を終えた4月の中旬頃に夫が「今しかない」という感じで京都へ行きました。
建築工事の遅れからそれに伴い庭園工事もずれる現場があり、今までだったら後ろの工事予定を早めたりスケジュールを立て直していたのですが、今回はずっと行きたかった北村美術館の茶室と庭園の公開日がちょうど重なる(春と秋にそれぞれ6日間くらいだけ公開している日と重なる)!これは天から与えられた休みだね、とこじつけ行っていました。
撮影がダメな場所だったため写真はありませんが最高に良かったそうです。

旅行中の3日間、夫は人生で一番歩いたそうで「足がもげそうなくらい歩いた!」と嬉しそうでした。
写真は早朝の清水寺。
朝風呂を我慢して5時台から行動し始めたかいがあったそうで、三千院や高山寺にも行くことができ、非常に良かったそうです。
高山寺は出発日の前日にお会いしたcoba設計の小林さんからおすすめされたそうで「教えてもらわなかったらわざわざ行かなかったけどものすごく良かった!」と申しておりました。小林さんありがとう!!でも、いつもながらものすごく良かったと言う場所でさえ写真が「これはどこ?です?」という階段だけ、とか石のアップとかそういうのばかりで残念です。
しかしだからこそそんな人にもこんな写真を撮らせてくれる清水寺ってやっぱりすごいと私はしみじみこの写真を眺めてしまいます。

その他いろいろ感想はあったと思うのですが、私が覚えているのは「京都から東京は近いし、東京から水戸(の特急も)もまだいいよ。でもさ問題は水郡線だよ」です。
普段車移動が大半な夫にとって(特に帰路は)つらかったようです。何しろ足がもげるほど歩いた後だったので。
そして最近急に歴史をお勉強し始め、子供に「なんかいらない(紙の)年表とかない?」と聞いていました。いいことだ! 
 

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