舘 造 園 (タチゾウエン

           

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2024.11.8

園芸愛好家にとってユーチューバーのカーメン君が有名であるように、ヨガをする人にとっては『まりこさん』という方が非常に有名だと知りました。

居間にヨガマット(無事購入)を広げ、家族の誰にも邪魔されずヨガをできればいいのですが、誰かしらはいる状況の多い家のためと慣れから、最近は家族がすぐそこにいてもまりこさんのヨガ動画をテレビ画面で再生させつつ自分もやるということに抵抗がなくなってきました(家族は抵抗があるでしょうが)。
するとですね、その画面が視界に入った家族はまず「何、この人(まりこ)すごい!」と画面のまりこ(びっくり人間みたいな柔軟性と筋力を持つ美しい人)に驚き、次にお母さんのやっているそのポーズはつまりこれを目指しているのか?みたいな空気になります。でももうそんな目にも慣れてきました。

「ヨガ まりこ 肩こり」などの検索で出てくるようなストレッチ系もおすすめです!
 

2024.11.3

先週、お手入れ現場の帰りにホームセンターで新たな防犯グッズ(私が依頼した)を購入し帰宅した夫が開口一番「すごいよ、防犯グッズ売り場におばちゃん達が群がってた!」と私に向かって言い、ついでに「しかも俺がこれ(グッズ)を3つ買ったら後からきたおばちゃんも同じのを買ってた」と付け加え得意がっていました。
おばちゃんおばちゃんうるさい勝った気になるなと私(おばちゃん)は思っていましたが、意外にいいグッズを買ってきたので黙っておきました(でもここに書きました)。

それにしても防犯グッズを多用すると警戒オーラ漂う家になってきますよね。
そのオーラが大事とは聞きますが、物々しい雰囲気になってしまうと今度はそんなに何かあるのかよと思わせ、かえってアピールしてる感じになるんじゃないのか?と正解が分かりません。

 

2024.10.24 植栽作業の様子(今週)

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1本立ちの椿で、ワビスケ(ツバキ)の中のタロウカジャという品種です。
漢字で書くと『侘助椿・太郎冠者』です。

特徴は一重咲きであること、花弁は外側に開かずラッパのように咲くタイプ(猪口咲き)。
また葉の形は細長くスッとしているため、ツバキですが、風が吹くと葉がそよぐ様子もいいです。

常緑樹の1本立ちの椿はまさにこちらのお宅のシンボルツリーです。
舘造園の植木畑に比べると環境は厳しいですが、どうかこの土地でたくましく育ってくれ!と願いながら(私は)植栽作業に参加していました。
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私の写真ですと外壁が黄色っぽく見えますが、実際は違います。
自然な樹皮のようにも見える外壁が特徴的で建て主さんの雰囲気にもピッタリだ!と思いました。

こちらのお宅のすぐ近くにお住いの(以前舘造園が作庭した)お客様から「散歩の時通る道に最近素敵な家が建築中で」と聞き、それがこちらのお宅のだったという嬉しい情報もあったお宅です(しかも骨組みの段階から)。

こちらの敷地に来る度、夫は「お隣の家の松がいい松がいい」と嬉しそうでしたが確かに。

住宅設計/coba設計
 

2024.10.23

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凶悪犯罪に怯えている自分が悔しい今日この頃で、対策強化にも乗り出しました。

夫が「今日もお手入れ先のお客様さんが、『なんにも取られるものなんてないのに老人ってだけで狙われるんだから!』と嘆いていた」と話すので「私だっておんなじだよ、怖いし嫌になる!」と言いました。

写真はこんなにすごいトゲなうえ、名前が「ロウヤガキ(柿)」だなんて泥棒避けに最適じゃない?!と夫に何度もアピールしてきた木です。
本当におっそろしいトゲを持っている木なのでいよいよ出番かもしれません。
しかし夫には「植木屋も痛い木(トゲのすごい木)は嫌いだから」や「泥棒より先にこっちが(手入れの際に)やられる」、「樹形も良くないじゃん」などと言われ採用されていません。

私がひとつだけ気になっているのは耳で初めて聞いた時には、ロウヤガキのロウヤを牢屋(=牢獄)と頭の中で変換したのに正解は老爺(=年を取った男性)だったことです。逆方向過ぎるじゃないか!です

ちなみにロウヤガキ(老爺柿)は盆栽や生け花だと大変素敵でそれで私も育てたいーとなり(種を譲ってもらい父に撒いてもらい)育てたら武器のようになっちゃったという話です。
 

2024.10.15

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皆様にご協力頂き無事作庭作業を終えたお宅です(写真は作業途中ですが)。
人にも愛犬にも心地よい住宅であることは間違いなさそうでしたのであとは庭でしたが、お陰様で現段階ではとても喜んで頂いております。
芝生も下草類もわんちゃんがいるので多少荒れるでしょうが、これから少しずつ(わんちゃんと)歩み寄り、植木屋としていい関係を築いていきたいと思っております。

家族(ペット)構成も含め30代で欲しい家と50代60代以降で欲しいと思う家は違って当然だなと実感できる年齢になってきたわけですが(私はまだ施主が70代以降で新築一戸建てというお宅にお邪魔したことがありません)こちらのお宅は後者です。
設計者の金澤さんによる、贅沢過ぎない贅沢を感じるようなゆったりとしたお宅です。

「おい、何言っているんだエツコ!こんなに広い敷地で贅沢過ぎないって何を言っているんだ!アホ」とお思いでしょうか?そういうことではなくてですね、窓の外の緑を楽しめる工夫が多かったり、年を取ってからの過ごしやすさだったりそういうことでございます、おほほ。


住宅設計/カナザワ建築設計事務所(水戸市)
 

2024.10.11 フジバカマ

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2024.10.7 のブログのその後について一応ご報告します。

本当に恐ろしいことに、なんとその日(ブログに載せた日)のうちに堀部氏の知るところとなりました(私が調子に乗って「あんた(堀部安って)どういう神経なのよ?」と書いた日です。とんでもないスピードですよ、密告禁止だったのに!
SNSの恐ろしさ、密告者(コンフォルトの中で手記を書かれた森さん)の恐ろしさを理解していなかった自分、本当に浅はかでした。
しかもその密告者・森さんは「(記事を)決して消さないでくださいね。もうコピペしちゃったし/笑」という全然笑えない自白のメールまでご丁寧に送ってくださり、その正々堂々っぷりにも震えました。
私の頭の中はヤバいよヤバいよと叫ぶ出川哲郎でいっぱいになり、結局その翌日堀部さんにショートメールで謝罪する始末でした。
堀部さんはお優しくて心が広くてジョークを理解してくださるお方でもあるので(今日は褒め褒め戦法です)、律儀にも返信してくださり、それは笑っているかのような文面でございました。

というわけで当分の間は、密告を恐れているので植木屋らしい静かな内容のブログで暮らそうと思います。
まずは秋の七草とかです、どうぞ朝日を浴びる庭のフジバカマをお楽しみくださいませ。風立ちぬ~♪
 

2024.10.8

昨夕、私と夫が会話をしていると近くにいた下の子供(台所でまた茹で栗をほじくり食べながら)から「お母さん今1分くらいの間にお父さんのこと3回はディスってたよ(否定したり攻撃したりしてたよ)」と呆れながら言われました。
驚いたのは私にその意識が無かったことです。ちなみにその1分間で私が言ったことはですね、
「お礼のつもりで大切な人を食事に誘うのにお店選びのセンスのないあなたが選んだへんな(多分あまり美味しくない)店に連れて行くって嫌がらせでしょうが、やめてよっ」くらいです。あら?今書いていて判明しましたがこれはハラスメントですね。

この状況を詳しくご説明しますとですね、昨日から鳥飼さん(修業時代の先輩)と萩さんが東京から泊りで水戸に手伝いに来てくれているのです。しかも今日なんて雨ですよ。
先月にも萩さんは水戸に来てくださり、その時はお店選びのセンスの良いこの私(自分で自分の首を絞める発言だと分かっています)が、勘で「ここにしなよ、多分当たりだね」とお店(居酒屋)を選び、夫は無事萩さんとそのお店へ行きました(予想通り、いや予想以上の大当たりだったと夫に感謝されました)。
なので、今回もそこだね!と夫と気楽にしていたらなんと予約が取れず、昨日になって私は慌てそしてつい無意識に夫を責めたわけです。
ちなみに私は水戸で飲んだことが25年くらいで2回しかなく(しかもお店は選んで頂いて)情報不足です。
本来自分で手配すべき夫はですね、「もうそんなにたくさん食べるわけじゃないんだよね、美味しい物をちょこちょこっと。脂っこいのじゃなく(年齢と胃腸的に)、あとお店の人の感じも重要…」などと偉そうに言うのです。うんざりしますでしょ~?ディスりますでしょう~?多分99.9%の妻たちは夫に勝手に選ばせているに決まっていますしね(妻は関係ないし)。
ですが私は鳥飼さんと萩さんに嫌われたくないのです!

現在10月8日(火)の11時22分でして、さっきもめぼしいお店に電話をしましたが、出てくれませんでした(まだ出勤されてないんでしょうね)。
今晩、どんなお店になるのか時間との勝負ですが、なんだか嫌な予感もしてきました。なぜって昨晩から夫は「大丈夫だよ、適当に行ってみるから」と呑気にしているからです。
イラっとしますでしょう~?その適当がどれほど怖いことか。

 

2024.10.7

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現在発売中の雑誌コンフォルトでして、巻頭の特集は『引き継がれる伊豆高原の家』です。
今年の2月に伊豆方面へ通っていたのはこちらの現場のためでした。
ご興味の無い方は私に言われなくても「ああそっちの系の話ね、宣伝ね」と飛ばすと思いますが、以下に続きますー(宣伝じゃないしー)。

伊豆高原の家---設計・監理 / 堀部安嗣建築設計事務所
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私が雑誌で初めて堀部安嗣さんの住宅を見たのが伊豆高原の家、そしてその後初めてお邪魔した堀部事務所の壁に貼られていた大きなポスターの写真も伊豆高原の家でした。
上の写真はその大きなポスターと同じ写真のポストカードです(大昔に頂きました)。

伊豆高原の家の素晴らしさは建築通の方にとっては常識でしょうし、私が語るとその価値を落としかねないのでやめておきますが、包まれている感ありまくりの館です。
さてとにかく私はこの写真が大好きです。まずせっかく自分が設計した家をほぼ木々で覆った写真って、あんた(堀部安嗣って)どうゆう神経なのよ?じゃないですか(死んでも堀部さんに密告しないでいただきたい)。
そのような神経も含め、私はこの写真の角度やら光やら切り取り方やらよく分からないながらも何もかもが印象的で好きです。撮影/齋藤さだむさん

伊豆高原の家についての詳しくは全て発売中のコンフォルトにございますが、この度所有者が継承され堀部事務所さんになったそうです。
舘造園はその継承されるタイミングで今年の2月頃に庭仕事(主に剪定と石仕事)で参加させていただいたというわけでして、長すぎる前置きで本当にすみません。

今回の施工の打合せで堀部さんに(伊豆高原の家で)お会いした日、言葉にはしませんでしたが、あの家にこうして植木屋として呼ばれるなんてと私は感動していました。
今手元にある雑誌コンフォルトでは堀部さんが「自由に、舘さんの好きな感じで~」とおまかせしてくださり剪定した木々越しに佇む伊豆高原の家を見ることができます。
すごいのはその剪定(どこをどのくらいどの程度切るか、透かすか)について「ここからの視線が大事だね」と夫と話していた角度があるのですが、その角度から撮られた1枚が掲載されていることです。

雑誌本文にはこれまでの施主であった森 桜さんの手記があり、今回のカメラマンも(上の)写真と同じく齋藤さだむさん だとありました。
森さんはその事について感無量とありましたが、私も「ああぁ、あの写真(このポストカード)の方に撮ってもらえたんだ、なんか巡り巡ってる!嬉しい」とびっくりしました。
殴られる覚悟で書きますが、齋藤さだむさん、恐らくものすごく有名なカメラマンですよねきっと。

それにしてもですよ、本文を読みますに元施主であった森桜さん(アート・コーディネーター)のご両親は共に弁護士でありそのお母様は生前「伊豆高原の家は堀部さんの代表作だから子どもたちではなく堀部さんに遺したい」と仰っていたそうでたまげます。高尚なお方代表だと思います。
ちなみにそのお子さんである森さんは25年くらい前に舘造園へお越しになった際「土の色がローマっぽいですね」と仰った方でそれがまったく嫌味にならずやはり高尚でだから私は忘れられません。
今朝その話を夫にすると「ローマね~、行ったことねーなぁ」と言っていました。妻は悲しい(私も行ったことありませんが)。
 

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