2025.11.6
自分の老化現象は辛いですが、お客様と語り合える過去がある感じは何とも言えず嬉しいものです。
作庭工事をしていた頃(15~6年前)は3人のお子さんの子育てをしながらご自身も忙しく働きご主人は非常に出張の多い方で、と記憶していたお客様と昨日久しぶりにお会いしたら…現在、上のお子さん2人は家を出てご主人は相変わらず出張が多く、というわけでほぼ1番下の子供と2人暮らしですと楽しそうに仰るので「食事作りなんて片手でできるくらい余裕ですか?」と私が聞くと「はい!」と気持ちよく答えてくださいました。
そして「庭を作る時は窓の外を眺めたいからとかなんとか色々リクエストしたのにこんなに荒らしちゃっててごめんなさい、そんな余裕はなかったです」とも仰るので「とんでもないです!」とお話ししました。
予定通りになんて無理ですし考えは変わりますし、それでも家や庭が少しでも長く住む人に変化しつつ寄り添ってくれるといいですよね。
私自身は自宅を建てた際「お風呂場に湯舟はあってもなくてもいいです!近くの温泉によく行くので」とか言いました。まさに若気の至り、怖すぎます。
「将来あんたは冬場になると毎日湯舟に浸かりたいと思うようになるんだよ~」なのに。
しかし実際には有能な建築家が「小さくても湯舟は作っておきますね!」と未来を予測しフォローしてくださったおかげで現在毎日温かいお湯に浸かることができていて、まさに命拾いで生きております。ナイスな建築家に感謝!できれば舘造園もそんなナイスなご提案をしたいです。