2025.7.16

主人公は学生時代の同級生3人(50代女性)で、作家の民子、海外で仕事をしていたが辞め帰国した理枝、主婦の早希の3人です。同世代としては設定を聞いただけでも楽しそうじゃないですか。
先月私は学生時代の友人(2つのグループに分かれ)と会い、とても楽しい時間を過ごしたのですが、この本を読んでいる間は自分がもうひとつ別のグループといるような気分になり、それが楽しく心地良い読書でした。
実際に遊びに来た友人二人と(夫も子供も一緒に)ごはんを食べている時、たまたま本の話になり、その友人二人がうちの子供に向かい「どんな本読んでんの? 」や「え!内田康夫読んだことのないの!?」、「浅見光彦シリーズだよ?」と立て続けに驚くので、子供も興味が湧いたようで「それってどんなの?」と聞いていました。
するとさらっと(すらっと)「旅とグルメと殺しだよ」と答えるではないですか、子供も噴き出し笑っていました。追加で「ほんとに面白いよ、私なんてあのシリーズで日本の地理にも詳しくなったからね!」と学生がぐっとくるフレーズまで持ち出してくれました。