2022.3.24 地震保険について
昨日は保険会社の方が早速我が家に来てくださいました。
11年前の地震の時、我が家は地震保険というものに加入していませんでした。
あの時、周囲には「保険で直してもらったよ!」なんて方もチラホラいたので、「何だって!?」と焦りその後加入したのです。
そして先日の地震。「ああ案外早く使える時がきたのか、」と思い保険会社に電話していました。(もしやお風呂がリニューアルされるのか?なんて腹黒い希望もありました。)
お風呂場とリビングダイニングの漆喰壁の現状を中心に見て頂いたところで、なんと「室内の破損はポイントが低いんです。」と申し訳なさそうに言われてしまいました。
私の心境としては、「ほ?と言いますと?」という感じでした。
担当の方の説明によると、とにかく建物の外側(外壁や屋根や土台)の損傷具合が重要で判断基準としてのポイントが高いとのことでした。(我が家の地震保険の場合ですが。)
審査の結果がどうであれ、分かったことは室内の壁や床や天井がどうなろうと(たとえ修繕に何百万円かかろうと)それ程はもらえない、せいぜい自己資金の足しにする程度しか出ないということでした。(我が家の掛け方の場合ですが)
ですので、我が家はタイル貼りや漆喰壁塗りを自分達でやろうかと思っています。
これには、「また近いうちに地震がくるかもだし」という気持ちも大いに含まれています。
新築の家を建て、20年弱の間に崩れるほどではないですが2回の地震被害に遭い私は「家って小さめで、何かあっても修繕が大変過ぎない家がいいんだね!」という当たり前のことをようやく体得したようです。(大きい家や豪華な家でも修繕する余裕のある方は別です。みんながチマチマ暮らしたら夢がないですから!)
今私が気になっている事は、まだ修繕作業の準備も始めていない夫が「失敗したっていいよね?」と私に何度も確認することです。その保険的な言い回しは何なんだ?です。
最後にもうひとつ、昨日来てくださった担当の方について。
「私は応援の者でして」と自己紹介してくださったのですが、約2時間弱黙々と点検作業をしてくださいました。
地震のこと以外はほとんど話さなかったのですが、最後の方で「素敵なお宅ですよね。大切にしてください。」と声をかけてくださったのです。
全くマニュアルっぽくなかったので、じ~んとしてしまったのですが、冷静になると「大切にするから、きれいに修繕するから、だから保険金をたくさんください。」と思わなくもないです!